オルソ画像
航空写真を地図として正しく補正した写真

しかし写真は撮影する際の高度やレンズの歪みによって、写真中心から離れるにつれ建物に歪みが生じてしまいます。
この歪みを撮影した高さ・レンズの歪み情報から補正した写真がオルソ画像です。
正しく補正されたオルソ画像はどの位置からも垂直に見下ろしたように表示することができます。
地図+写真はグラフィカルで分かりやすい
オルソ画像は航空写真を加工して地上座標を付加したデータで、道路台帳

警備システムや土地管理など、専門分野で使用される場合が多かったオルソ画像ですが、 最近ではカーナビゲーションやデジタル写真帳、にwebでの地図検索

正確に補正するために様々な情報を付け加えます
航空画像と地上の基準点データを紐付けて航空写真に地上の座標を付加し、 高さデータやレンズの歪みの情報を与えて画像の歪みを補正します。さらに複数の連続したオルソ写真の接合部の加工、画像同士の色調補正等をするモザイク処理を行います。
ここがケイズの腕の見せどころです。
レンズの歪みが少ない写真中心部をいかに不自然にならないように合成するかによって、綺麗な画像になるかが決まるからです。
例えばこのようなシーンで効果的です
- 学校・役所など地域の施設で周辺地域をパネル展示するために、オルソ地図を作成し、航空写真を正確なオルソ画像に補正し、画像ファイル同士の接合処理をおこないます。 *高さのデータを加え、垂直に見下ろした形の画像のみを接合することにより、 「画像中心部の家はまっすぐきれいに写っているのに、端にある私の家は斜めに歪んでいる!」といったことのない、均等に美しいオルソ画像を作成します。
- 他のあらゆる地図
の背景に航空写真を表示すると地形の形状が飛躍的に把握しやすくなります。
しかし航空写真のままでは他の地図との接合が合わないので、オルソ画像を利用することで他の地図との接合を取ります。 - 成果品のオルソ画像はJPEGなどの一枚の画像ですが、これに標高データを加えることで土地高低をより現実的に
表現することができます。
立体的な表現(鳥瞰図)をERDAS IMAGINEなどの専用ソフトを使わずにウェブブラウザで一般の方に配布する方法にVRML形式
があり、このデータでは地形を好きな高さから観測したり、実際に地図内を疑似体験(ウォークスルー)
することができます。